労災事故(業務中のスタッフの負傷事故)対策について
いつも大変お世話になっております。
日本総険 芥でございます。
1 月 20 日は暦上、大寒と言われますが・・皆様の地域は、今年の冬はいかがですか?
香川県は、気温の差が激しく先日は 14 度の日がありました。
地球温暖化が進行すると、雪は降らなくなる?なんて声も聞きますがここ数年、雪が降る地域では例年に見ないほどの大雪。
2022 年の春先には、雪の影響での事故報告が沢山舞い込んでまいりました。
雪の降らない香川県民の私は、雪の災害について企業様に沢山お話を聞きながら雪害について勉強しておりました。
今年の雪・・・どうなのでしょうか。雪の地域の皆様、お気をつけてお過ごしください。
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では、本題に入りますね。
今回のメルマガは、以前お話しました業務災害責任保険の流れから私の経験したお話をし
ようと思います!
業務災害において、業務に起因している従業員の傷病等に対して今回は、リスク回避のお話をしたいと思います。
災害の発生を予測・予見し、リスクを回避する対策が必要である事は、皆様もご存知かと思
います。
以前私が、勤めておりましたドラッグストアでの出来事。
皆様、ドラッグストアの仕事とは、どんなイメージがありますか?
実は、めちゃくちゃ重労働なのです。
私は、ドラッグストアで 2 回ヘルニアを発症してしまい今でも痛みと戦っております。
♦大量の商品が入ったオリコンが積まれたカゴ車数十台
♦飲料・洗剤・オムツ関係の入った大量の段ボール箱毎日 1000 件ほどの商品が届いておりました。
これらを仕分けし、荷だし作業へとうつります。
自分より高く積まれた重たいオリコン・箱物を上げ下げしたり中腰のまま仕分け・荷だし作
業。
その結果が私は、ヘルニア発症となってわけですが(4 番 5 番がしっかり飛び出ております
(´;ω;`))
上記のみでどんなリスクが想像できますか?
【考えられるリスク】
♦オリコンの積み方(重たいオリコンも高い位置に積み込まれている。降ろす作業の危険)
♦仕分けをする人数は、基本 1 人(人員不足。一人で作業する危険)
♦商品の量に対しての倉庫の狭さ(身動きも取れない中での作業。)等
♦従業員の怪我にて動けなくなった場合の人員不足・商品が店頭に出せない事による利益損害等。
予測・予見する事は、沢山あります。
当時、私のように身体を痛める従業員が頻繁に出ており
作業がすすまない時期があり残業が続くというリスクまで出てきたので、実際その現場でいる従業員が声を上げ会社へ対策を依頼。
【対策】
♦納品会社へ:重たい物は下へ、軽い物は上へ積み込むことを依頼
♦納品会社へ:オリコンは、カテゴリー事に商品を入れてもらう事で仕分け作業の軽減
♦配送会社へ:倉庫への、無理・危険な積み下ろし作業は、しない依頼。
♦荷物を持たず移動できるよう台車(キャスター等)の増量。
♦人員計画
【結果】
楽になったとまでは、言えませんが。。。。それでも少しのリスク回避はできました。
が・・・・この状況が続く事もなく、結局いつのまにか元に戻りつつありました。
元に戻ってしまった理由としては、
継続計画がきちんとできていなかった事も考えられます。
現場の従業員が声をあげたが、会社全体で動かず店舗間・エリア間のみでの対応。 200
店舗程あるが全てがこの対策ができたかというと・・・できていませんでした。そして身体・心の負傷が増え、人員がどんどん減っていく負のリスクでした。
どのお仕事も完全にリスク回避する事は、難しいですが
実際に現場で仕事をする従業員の声は聞き取れる環境・従業員が会社に対して話せる環境を作る事もリスクを知る一つかもしれません。
「リスクは“会議室”で起きてるんじゃない! “現場”で起きてるんだ!!」(笑)ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
他にも、私が経験した中でリスクがまだまだ潜んでおりますので次回お話できたらと思い
ます(^-^)
では皆様、厳寒の候、お風邪など召されませんよう、ご自愛ください。